メッセージappのSMSとMMSとiMessage
iPhoneのメッセージAppには3つの機能があります。
1 SMS
(ショートメール/Short Message Service)
自分の[電話番号]→相手の[電話番号]に送信されるメッセージ。
電話会社を経由してしか通信できないため、メッセージ送信1回3円程度の料金が発生している可能性があります。
2 MMS
(マルチメディアメッセージングサービス /Multimedia Messaging Service)
文字以外に写真や携帯電話やパソコン宛にも送信できるメール(のシステム)のことです。
携帯電話に付随するメールアドレス(@docomo.ne.jp / @ezweb.ne.jp / @softbank.ne.jp)は本来は(ガラケーの時は)MMSです。
※iPhone等のスマートフォンが普及し始めてから、アドレスはそのままで(機能制限がある)MMSから一般的なメールに機能が移行しつつあるのでMMSと一般的なEメーの違いを意識しにくいと思います。
※細かな仕組みの違いより有料か無料かの判断をベースに説明をしていきます。
MMSでも携帯キャリアの発行したメールアドレスを利用しますが、通信自体は通常のインターネット網を利用するので何通送信してもインターネット費用以外にかかる費用はありません。(現在のスマートフォンではインターネット使い放題の契約が基本なので実質無料)
ちなみに 1 SMSや 2 MMS でメッセージを送った場合は
相手のメッセージが左側に。
自分のメッセージは緑の吹き出しでチャット風に表示されます。
下部の発言欄には[SMS/MMS]という表示が出てきます。
iPhoneでSMSやMMSでメッセージを送った時のイメージ
3 iMessage
iPhoneやiPad,iPod touch同士(iOS間)でApple IDで識別しながらメッセージを送る仕組みです。
Apple社が各端末(デバイス/iPhoneなど)に設定されている電話番号やメールアドレスをデータベースに保管していて、インタネットを経由して相手を特定/メッセージを送る仕組みです。
例えば
090-1234-5678が設定されているiPhoneから → 090-9876-5432 が設定されているiPhoneにAppleが相手先を特定してインターネット経由でメッセージを送る・・・というイメージ
インターネットの接続料以外は無料で送受信できます。(実質無料)
Apple社の製品(iPad,iPod touch,Mac)間でもやり取りが可能です。
メッセージのやり取りは以下のように表示。
自分のメッセージは青の吹き出しでチャット風に表示されます。
下部の発言欄には[iMessage]という表示が出てきます。
＝上記の状態の時は無料でやり取りができている事になります。
iPhoneでiMessageでメッセージを送った時のイメージ
送信するメッセージが有料か無料か確認する方法
相手とのやり取りでiMessage(無料)が可能な場合はiMessageが優先されます。
メッセージの上側に[SMS/MMS]や[iMessage]という表示が出ますが、下図のようにSMSやMMSで受信したメッセージをiMessageで返信する事もあります。
これから送ろうとしているメッセージが[SMS/MMS]か[iMessage]かの判断をするには下部の発言欄の記載を確認して下さい。
発言欄に[iMessage]の表示がある場合は無料でやり取りができます。
発言欄に[SMS/MMS]の表記がある場合で、SMS(有料)かMMS(無料)かの判断をする際に相手先の情報(メールアドレスか電話番号か)を確認します。
やり取りしている相手の情報を確認するには、メッセージの上部にある[詳細]
![届いたメッセージの発言欄で[SMS/MMS]か[iMessage]かが分かる](https://iphone-itunes.info/wp-content/uploads/2016/01/007_01_07.png)
[i(インフォメーション)]ボタンが表示されるので[i]を
![[i]を選択しiPhoneで相手の連絡先情報を確認](https://iphone-itunes.info/wp-content/uploads/2016/01/007_01_08.png)
連絡先に登録されている情報が表示されます。
メールアドレス部分が青文字になっているのであればMMSで送ってきているので返信は無料。
電話番号が青文字になっているのであればSMSで送ってきているので返信は有料になります。
連絡先からiMessageを送信する
普通、GmailなどPCでも利用できるメールはSMSでもMMSでもないのに、連絡先に B メッセージAppボタンが表示されている場合があります。
これはそのメールがApple IDとして利用されているのでiMessageとしてメッセージを送信できる事を意味しています。
A をタップしメールappで送信した場合
以下のようにメールAppで届きます。
メールAppは長文でも読みやすいが、Gmailのような一定の期間毎に新着メールがサーバーに届いていないかを確認するフェッチ方式のアドレスの場合、届くまでのタイムラグが発生してしまう。
B をタップしメッセージappで送信した場合
以下のようにメッセージAppで届きます。
短文になっても違和感がないレイアウトで、インターネットが利用できる環境下ではリアルタイムに受信されるというメリットがあります。
iMessageを利用できるアドレスを追加/削除する
iMessageで利用できるアドレスは(基本的には)Apple IDですが、利用したいアドレスを追加したり、削除(解除)したりできます。
イメージ的にはApple社のデータベースに自分の持っているiPhoneを判別するためのメールアドレスを追加するイメージです。
メールアドレスを追加する場合、折り返し本人確認メールが届きます。
各キャリアのアドレスを利用する場合は迷惑メールフィルタの設定を確認してみて下さい。
一旦迷惑メールフィルタを解除するか、apple.comからのメールを受信できるようにしておいて下さい。
iMessageで利用できるメールアドレスを追加するにはホーム画面の[設定]
[メッセージ]を選択
![iPhoneのホーム画面から[設定]→[メッセージ]選択](https://iphone-itunes.info/wp-content/uploads/2016/01/007_01_16.png)
[送受信]をタップ
![[メッセージ]→[送受信]選択](https://iphone-itunes.info/wp-content/uploads/2016/01/007_01_17.png)
[別のメールアドレスを追加]をタップし、アドレスを入力→[決定]
入力したアドレス宛に届いたメールの[今すぐ確認]→Apple ID入力の流れになります。
![新しいアドレス宛にメールが届き[今すぐ確認]](https://iphone-itunes.info/wp-content/uploads/2016/01/007_01_19.png)
AppleのWebページで認証されるとiPhoneのiMessage着信用の連絡先アドレスが[確認中]から選択できるようになります。
iMessageで利用したいアドレスにチェック、利用したくないアドレスのチェックを外します。
Apple IDをiMessageで利用しないように設定もできます。
iMessageはメッセージのやり取りを無料で行う仕組みでしたが、同じくApple IDを使って無料(音声)通話や無料ビデオ通話をすることもできます。
FaceTimeというアプリを使えば音声通話が可能です。
私はiPhoneなんですが、インターネットを繋がないとできないやつで、相手は普通のiPhoneなんですが、iMessageでできてると思うですけど、万が一お金がかかってたら嫌なので…詳しく説明してもらってもいいですか？
テキストを入力する前のメッセージ欄に[iMessage]と書かれていれば無料です。
自分が送った後、メッセージのフキダシがブルーになるはずです。
メッセージが無料か有料か調べる方法
友達が今海外にいてその場合もiMessageは無料ですか?
厳密に言うとインターネットの接続料は必要です。パケ放題や無料Wi-Fiから送れば無料です。
メールを無料で使いたいです！
相手がiPhoneでなく私はiPhoneなんですが相手はお金がかかってもいいといっているんですが私はどうしたら無料で相手に送れますか？
SMSであれば送った方は無料にはなりません。電話番号のSMSで送るのではなくメールアドレスで送らなければ無料にはなりません。
iMessageでやりとりしていたのですが、長文送ったあとsms/mmsに切り替わってしまいました。切り替わったら未配信で送れない状態です。原因わかりますか？着信拒否の可能性もありえますか？
SMS/MMSに切り替わったのは、相手がiMessageをオフにしたと思います。
SMS/MMSでも送れないとすると携帯キャリアの設定でSMS機能をオフにしたのでは・・・。
iPhoneの拒否設定では、送った方に(あなた側に)「拒否された」という動作は見られなかったはずですので。
いずれも想像なので、正確な内容は相手に聞いてみるのが一番なのですが・・・
私もiMessageでやりとりしていたのですが、文章を送ったあとsms/mmsに切り替わってしまいました。
普通にやり取りは今でもできますが…。
有料になっていないか心配です。
因みに他の友人とはそんなことにはなりませんでした。
以前、海外にいる時に同様の現象を経験しました。
相手の人の電話番号は(日本の)090********でAppleに登録されているので、iMessageで送信可能＝ブルー。
実際に送信しようとした際に(海外の)090********はAppleのiMessage送信先に存在しないのでiMessageは送信不可→SMSに切り替え→自動的に国番号+81を付けて日本国内の相手にSMSで送信・・という流れだと思います。
その時は相手の電話番号に+81を付けて連絡先を登録し直したら解消しました。
その他の可能性として・・
テストで2台のiPhoneでiMessageの送信テストを行いました。
1回目はiMessageで送信し、2回目は受信側のiMessageをオフにしました。
送信する瞬間までiMessageの表示が出ていましたが、送信時にはSMS/MMSに切り替わって送信されました。
(iMessageをオフにしているので当然ですが)
おそらくですが、メッセージアプリを開いた際にiMessageが利用できるか都度確認しているわけではなく、以前iMessageで送れていた場合はiMessageの表記が優先され、実際に送る時に初めてiMessageで送るか、SMSで送るかの判断がされていると思われます。
受信側がiMessage機能をoffにしているか、AppleIDに登録されている電話番号をそのままでiPhone以外に機種変更してしまったか・・などの可能性があると思います。あくまでも推論ですが・・・
あと、メアドも電話番号も青いです。